夢は潜在意識を表していて、自分の本当の心を知るための一つの手段です。夢を忘れないうちに枕元にノートと筆記用具を置いて日記を書く夢日記。やりすぎると危険と言う声が上がっています。それは何故でしょう?
今回は夢日記をつけ続けると危険な7つの理由をお話しいたします。
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夢日記をつけ続けると危険な7つの理由
その1:嫌な夢でも残酷な夢でも、脳に記憶として残ってしまう
夢日記をつけている人は、ほとんどの方が手書きで日記をつけているのではないでしょうか?
「手書きで文章を書く」という行為は脳を刺激する行為です。脳には良いことですが、手書きをすることによって記憶が鮮明になり「忘れる」ということができなくなります。
夢は楽しい夢だけではないですよね。嫌な夢や残酷な夢、それを日記に残そうとするうちに、普段は脳がすぐ忘れてしまうようにしているものが、記憶として残ります。
さらに書いた文章を読み返すことによって、さらに記憶が鮮明に刻まれてしまうのです。
その2:明晰夢が多くなる
明晰夢とは、夢の中で「これは夢だ」ってわかる状態で、自分が自由に動き回れる状態の夢のことを言います。
実はこの明晰夢、前頭葉を微弱電流で刺激すると77%の確率で現れたというドイツの科学者の実験結果もあります。
つまり、明晰夢を見るというのは、脳(前頭葉)が刺激を受けている状態と言うことです。
毎回微弱電流で刺激されていると考えると、ちょっと問題だと思いませんか?
もし明晰夢が多くなってきたら、少し日記をお休みするのも良いかもしれません。
その3:夢がだんだんリアルになっていく
夢って言うのはさっき海にいたと思ったらいきなり学校に飛んで水着で授業を受けていた……なんて突拍子もないものが多いですよね。それは何故でしょう?
これは夢を見ている間は記憶、自覚、論理性などの精神活動が弱まり、直感的、情動的、連想的な精神活動が強まる傾向にあるからです。
普段寝ているときに活動が弱まる前頭葉の情報処理部分が、夢日記をつけることによって活発になり、リアルになっていくのです。
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その4:睡眠が浅くなり、休んだ気がしなくなる
そもそもなぜ夢を見るのでしょう?
人間は寝ている間にも、聴覚や嗅覚などの感覚器官は働いてしまいます。そういった刺激を脳が無意識に画像に置き換えることで、それを現実の続きと認識せずに心身を休めることができるという仕組みなのです。
また、起きているときに考えている悩み事や考え事が眠りのときまで持ち越されてしまったら、脳が疲れてしまいます。
そこで脳が自分の願望を叶えてくれることで、脳が勝手に悩み事を解決し、休んでいるときまで悩みを持ち越さないようにしているのです。
もしこれがいつも明確化してしまったらどうでしょう?起きてる状態と同じで、眠った気がしませんよね。
たまには前頭葉を休ませてあげて、無意識の自分を夢に出してあげることも精神衛生上必要なことなのです。
その5:悪夢を見ることが多くなる
先ほどその4で「夢は無意識に願望を叶えている」と書きましたが、人間の願望はプラスの思考ばかりではありません。
理性で抑えているマイナスの願望や、意識していなくても無意識に考えている黒い感情も夢には表れてしまうのです。
「あの上司が憎い、死んでしまえばいいのに!」「あの人が死ねば自分に遺産が入るのに」
夢日記をつけると、そういった黒い感情が悪夢となって現れた時も、忘れてしまわずに明確に覚えてしまうことが多くなるので、悪夢が多いように感じるのです。
その6:夢日記をつけ続けると気が狂う??
ネットの噂でまことしやかに語られるのが「夢日記をつけ続けると気が狂う」というものです。
夢日記を続けることによって、夢がリアルになって明確な記憶として残るので、現実と夢の区別が付けられなくなったという声が上がっています。
これは、嘘をつき続けると嘘が本当のように思えてしまう虚言癖のようなものです。
もちろんすべての人がそうなるわけではありません。何年もつけているのに大丈夫と言う方もたくさんいます。
ただ、「そうなる可能性がある」ことだけ頭に入れておきましょう。
その7:知りたくないことまで知ってしまう
夢はさまざまな潜在意識を教えてくれる便利なものです。が、気づきたくなかった感情まで気づかされるものでもあります。
普段夢の中で処理されて忘れられている感情……それがすべてリアルに表れると、どうなるでしょう?
人間、気づかないふりをすることや他のことに置き換えることで、精神を保っています。
自分を知るのはほどほどにしておいた方が良さそうです。
編集後記
いかがでしたでしょうか?
夢は精神的に大事な位置づけにあるものです。
肉体や精神に少しでも変化が見られたら、夢日記をつけるのをお休みしましょう。
今回は夢日記をつけ続けると危険な7つの理由をお届けしました。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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