夢を見たくないと思っている方へ
疲れているときに限って悪夢をみてしまってぐっすり眠れない、そんなことありませんか?疲れているときは何も考えずにぐっすり眠りたいですよね。
今回は夢を見たくない時に夢を見ないようにする7つの方法をお届けいたします。
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【夢占い】夢を見たくない時に夢を見ないようにする7つの方法
その1:夢の仕組みを理解する
いきなり嫌な結論を言いますが、夢は「まったく見ない」ことはできません。人は寝ている時には夢を見るものです。
けれども「夢を覚えていない」「スッキリ目覚めた」という経験はたくさんありますよね。
この状態にするには夢の仕組みを理解して「快適な睡眠環境をつくる」ことが大切です。
夢はすべてが科学的に解明されているわけではないですが、分かっている部分もたくさんあります。
そのうちの一つが「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」。
浅い眠りのレム睡眠の時に夢をみているということは、皆さん良くご存知かと思います。
レム睡眠時に何故夢をみるかというと、起きているときの情報を整理をしているからと言われています。
ノンレム睡眠では大脳は休んでおり、脳の動きは活発ではなくゆっくりと動いているので、ノンレム睡眠の時にみる夢ははっきりした夢ではなく記憶に残りません。
そして、寝ているときにも目以外の五感は働いています。電話が鳴ったり地震が起きたり、睡眠が妨げられる事が起きるたびに起きていたら、体の疲れは取れませんよね。
外部の刺激で起きないように、例えば電話の着メロがなったら夢ではテレビで歌番組が流れている場面になるなど、外部の刺激を自然と夢に組み込んで睡眠を続けられるようにしているのです。
このレム睡眠の時に活発に動いているのが脳の「扁桃体」です。
この扁桃体というのは脳の機能で不安や恐怖を感じたときに活発化する部分です。つまり、夢をみているときは通常より不安や恐怖を感じやすい状態になっています。
起きているときに不安やストレスがあったり、寝ている周りの環境が悪いと、尚更嫌な夢を見る確率が増えてしまうのです。
「疲れているときにやたらと夢をみてしまう。しかも嫌な夢!なんで寝ているのに疲れちゃうの?」というあるあるな事象はこうして起きてしまうのです。
さらに、睡眠中は脳の理論性をつかさどる前頭葉がお休みしています。だから、夢を見ているうちは、どんなにおかしな夢であってもなかなか「これは夢だ!」って気付けないんです。
余談ですが、この前頭葉が半覚醒状態だと「これは夢だ!」と気づくことが出来て、見ている本人がある程度夢の内容をコントロールが可能になるいわゆる「明晰夢」を見ることができます。
その2:体の疲れを取ってから寝る
その1の夢の仕組みを踏まえると、単純に「レム睡眠」が短くて「ノンレム睡眠」が長い時は夢を見にくいとも捉えられます。
寝る前の環境が悪いと眠りが浅くなるので、心も体もリラックスした状態で寝ると質の良い睡眠がとれます。
精神的なストレスは自分の思い通りに発散することが出来ませんが、体にたまったストレスは意識的に発散をすることができます。
例えばストレッチをして体をほぐして寝るとか、ゆっくりお風呂に入って疲れを取ってから寝るとか、リラックス効果のあるアロマを炊くなどです。
少しでも体と心を楽にして眠りにつくようにしましょう。
寝る向きも、深い眠りにつくための秘訣があります。
寝る向きはそれぞれメリットデメリットがありますが、落ち着いた寝相で寝られれば途中で起きることも少ないし、起きたときにぐっすり寝られた感覚がします。
基本的には仰向けが血の巡りが良くなり寝つきも良くなるといわれていますが、いびきをかく人はうつぶせ寝の方が呼吸が楽になって眠りやすい場合もあります。
横向きに寝るのもひとつの手です。
うつ伏せの呼吸の楽さと仰向けの姿勢の楽さ、両方の良いとこどりができます。が、片側に偏って寝ると内臓に負担がかかることも。
抱き枕を抱えて寝ると、自然と横向きになれますよ!
その3:悪夢を見たときは「ラッキー」と思う
夢は脳みその整理をしています。
現実で印象的な出来事があると、特にストレスなどがあると、それを夢で整理・処理しようと悪夢をみることがあります。
よく心配事があるとそのことが夢に出てくることはありませんか?
例えば受験勉強中に試験に落ちる夢を見るとか、大きな商談の前に電車が遅れてしまうとか。
人は心配事があると夢の中で最悪な事態をシミュレーションし、無意識のうちに危険回避の方法を探ってしまうのです。
夢を見ないようにするには「精神的にリラックスした状態」で寝ることです。
……って、それが簡単に出来れば楽ですよね。
試験に落ちる夢、遅刻する夢などを見るときは「逆夢」と言われていて、逆にその逆のことが起こることが多いです。
現実では「試験に落ちたくない!」と思って一生懸命頑張っていたり、仕事を成功させることで頭がいっぱいになっているときなので、夢に出てくるわけです。
悪い夢を見たからといって「また見たくない」と思ってしまうと、余計にその夢を見てしまいます。
悪い夢を見たら「これは逆夢になる、夢に出てくるほど私は頑張っているのだから」と少しだけ気持ちを楽にしましょう。
あまり悪夢に囚われないようにするのが、悪夢を見なくする方法です。
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その4:寝る前1時間はスマホを見ない
布団に入ってから眠れない時、ついついスマホをいじってしまうことはありませんか?
寝る直前の情報は、目にも脳にも焼きつきますので、夢に出て来やすくなります。
また光の刺激は安眠をさまたげますので、スマホで動画を見たりゲームをしてから睡眠につくと眠りが浅くなってしまいます。
テレビやスマホなど光が出るものは、寝る一時間前には止めるのがベストです。
寝る前になったら胃にも負担をかけないことが大切です。
寝る前に食べ過ぎてしまうと、寝ている間に頑張って体が消化活動をしてしまうので、深い眠りにつけません。
かといってあまりにも空腹のまま寝てしまうと、空腹感で目が覚めることもありますよね。
食事は夕飯でしっかりとって、あまり夜更かしをせずに寝ると、寝る前にお腹がすくというのは少なくなります。
寝る前は食べ物ではなくホットミルクなど胃にやさしい飲み物を飲んで、テレビではなく本や雑誌などを読んでリラックスする時間をつくってから寝ましょう。
コーヒーなどカフェインが入っているものは覚醒作用があるので、避けてくださいね。
その5:アルコールを取ったときは同時に食事をとる
なんとなく眠れなくても、お酒を飲むと眠りにつける。そんな方、多いかと思います。
お酒は眠くなるけれども、眠りが浅くなるので夢を見やすい状態になります。
もっと詳しく言うと、アルコールには寝入りやすくなるだけではなく、寝た後すぐの最初のノンレム睡眠は深くなるので、最初だけに限っては質の良い睡眠が得られるのです。
しかし、しばらくするとアルコールの代謝が活発化して眠りが浅くなり、途中で起きたり利尿作用でトイレに行きたくなったりするのです。
出来る限りアルコールは取らずに寝るとか、時間を早めに切り上げてある程度アルコールが分解されてから寝るのが深い睡眠を得るための方法です。
とはいえ、飲みたい人にお酒を飲むなというのも酷ですし、付き合いで夜遅くまで飲んでくる時もありますよね。
あくまでも目安ですが、ビールの中瓶1本だと代謝にかかる時間は3~4時間といわれており、お酒を飲む量が多いほどアルコール代謝に時間がかかります。
アルコール分解能力は人によって違うので、お酒が弱い人だとさらに時間がかかるし、飲めば飲むほど浅い眠りの時間が増えるのです。
逆転の発想をすると、お酒を飲んでいる最中にこのアルコール分解能力を高めると、お酒が体に残る時間が短くなります。
お酒を飲むと食事量が少なくなる人がいますが、お酒だけだと肝臓にも胃にも負担がかかります。お酒を飲みながら肝臓の働きを助ける食品を積極的に取りましょう。
肝臓の働きを助けるには良質なタンパク質を取ることです。チーズ・豆腐などタンパク質が豊富な食品や、しじみやカキなどミネラルの多い貝類等がおすすめです。
また、お酒を飲んだ後は利尿作用や発汗作用で水分不足になります。水分不足で喉が渇いて起きることがないように、お酒を飲んでいる最中や帰った後は、飲んだお酒と同じくらいの水分をとりましょうね。
体内に二日酔いの原因物質もなくなって、二日酔いの防止にもなりますよ。
その6:忘れてしまう!
基本的に人は夢を覚えていないことが多いです。
起きてから5分以内にあなたの見た夢の50%は記憶から消え、10分以内には見ていた夢の実に90%を忘れるといわれています。
夢を覚えているときは、夢をみている最中や夢を見てすぐに起きた場合です。
悪夢とかでびっくりして飛び起きたときって夢を覚えていますよね。夢の印象が強いほど「夢を見たこと」は記憶に深く刻まれます。
心身ともに良質な睡眠をとること=夢を覚えていないということにつながるのです。
睡眠のサイクルで、ノンレム睡眠からレム睡眠に移行するときに起きれば夢は覚えていないことが多く、目覚めも快適です。
睡眠サイクルは平均90分毎にレム睡眠のピークがくるとと言われていますが、人によって睡眠の深さやタイミングは違います。
いちいち大きな機械で睡眠サイクルを調べるわけにはいきませんので、自分が大体何時間寝たときにスッキリ目覚めることができるか、夢を忘れることができたか、メモをとっておきましょう。
そして、朝起きたら軽く体を動かしましょう。
起きてすぐにご飯を作ったりトイレに行っている間に夢のことを忘れてしまうことって多いですよね。
睡眠→起床のメリハリをつけ、夢のことを考えたり思い出す時間を意識的に作らなくすることで、夢を忘れてスッキリすることができます。
その7:いざというときは病院へ
え?医者なんて大げさな。
そんな風に思ってしまいがちですが、どうしても睡眠の質をコントロールできない方には、専門的な手助けが必要です。
睡眠障害等で悩んでいる方は少なくありません。睡眠障害専門のクリニックなどもあります。
あまり重く考えずに話を聞いてもらうだけでも、自分がしっかり眠れない理由がわかり、それを回避する方法を知ることができます。
最終手段として薬でコントロールするという手があります。
もちろん薬は人によって合う合わないがありますので、しっかり専門医に診てもらってから処方してもらってくださいね。
あとがき
いかがでしたでしょうか?
夢はあくまでも「夢」です。今生きている現実の方が大切です。夢を見る見ないに囚われないことが一番大切なことですよ。
今回は「夢を見たくない時に夢を見ないようにする7つの方法」をお届けいたしました。最後までお読みいただきありがとうございます。
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