春から初夏にかけて、小さな白い五弁の花が咲き、いくつもの赤い実がつき、真夏に一休みして涼しくなるとまた花が咲き、甘い香りがするワイルドストロベリー。花が咲くと恋が実るという伝説のハーブです。
また、その名のとおり、強健な野生種でもあります。花言葉「幸せな家庭」はイチゴと同じ花言葉で、次々に赤い実をみのらせ、親株の葉のわきからランナー(子づる)を伸ばして増えていく姿が、人間の家族のようであることからつけられました。
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ワイルドストロベリーの花言葉
- 幸せな家庭
- 尊重と愛情
- 無邪気
花言葉にありますように、幸せを呼ぶとも言われるワイルドストロベリーを、あなたの側で育てていくと、そのかわいさに癒されながら、次々に咲き、実らせてくれるこの花のように、幸せが花開いていくことでしょう。
1.植えつけの時期は?
3月~6月下旬頃がおすすめで、朝霜が降りなくなってから植えつけましょう。プランターや植木鉢の底にごろ石を敷いて、培養土を使用します。水やりの時間帯は、朝か午前中に、真夏は日中の暑い時間帯を避けて、なるべく朝の涼しいうちに水やりをしてください。野生種の苺なので、育てやすいですよ。地植えでも、プランターでも、まずは開花期は、まさに無邪気にほほ笑むように小花を次々と咲かせてくれるワイルドストロベリーを育ててみませんか?
2.どんな場所が好き?
ワイルドストロベリーは日当たりと、風通しの良い所が望ましいです。そよそよと風が当たる感じが良いですね。台風などの強風時には、屋内か、風が当たりにくい所へ移してください。プランターや植木鉢は、そのまま置かないで、台などの上に置いて底の風通しを良くすると、根が張りやすく良く育ちます。真夏の直射日光は極度の乾燥を招きがちなので、真夏の間は、風通しが良く半日陰になる所で育てましょう。真夏は、よしずなどで日よけを作ってあげるとよいでしょう。
3.肥料はどのくらい?
植え付けてから50日くらい経った頃に、肥料を与えます。培養土に肥料が入っていますので、しばらくは与えないでください。葉っぱの色が薄くなってきたときが、肥料をあげてよい時期のサインです。 4月~6月頃、9月~11月頃は、1週間に1回は、液体肥料または植物活性剤を水で薄めて与えます。真夏と真冬の花や実がない休眠期には、肥料を控えめに、月に1回程度で良いでしょう。だだし、実や花がある場合は、季節に関係なく液体肥料・植物活性剤を水で薄めて与えてください。
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4.病気対策は?
梅雨の時期は病気にかかりやすく、アブラムシなどの害虫も発生しやすいので、様子を見て薬をまきます。葉っぱに虫食いの跡が見られる時は、気を付けてください。コガネムシは、葉っぱの表面だけを食べ、卵を産んで、その幼虫が土の中へ入り込んで根っこを食べてしまうことがあります。病気でもないのに、急に株がグッタリし始めたら、植え替えて幼虫を取り除きましょう。その後は、株が元気になるまで肥料を控えてください。そして、植物活性剤の回数を増やして半日陰の所で休ませてあげましょう。普段は、竹酢液を薄めたもので予防します。アブラムシなどの害虫が発生した場合は、殺虫剤を使用しましょう。特に梅雨時期に気を付けて、株の元気が落ちていないか見守ってあげてね。
5.ワイルドストロベリーの家族
・3月~4月頃か9月~10月頃に、親株からランナーを出して、ランナーの先に子株ができるのでそれで簡単に増やしていけますよ。ランナーの先にできた子株を土に植え込んで根付くのを待ってみる、または、ランナーが出ないときは、株分けでも増やすことができます。ただし、大株になると病気が出やすく実のつき具合も悪くなりますので、植えてから2年目を目安に株分けしましょう。株分けしたら、油かすや有機肥料を追肥して、植物活性剤も忘れずに与えてください。発芽率が良いので、種まきでも増やせますよ。春まきは3月~7月頃、秋まきは9月~10月頃にしましょう。真夏の熱い時期の種まきは避けましょうね。かわいい小花と赤い実を実らせてくれるワイルドストロベリーは、その花言葉のように幸せな家庭を、そっと見守ってくれることでしょう。
あとがき
以上、5つのコツをご紹介しました。「幸せを願うなら、食べないほうが良い。」という説がありますが、その場合でも実の収穫した方が、カビと病気の予防にもなります。普通の苺よりも実が小さく早く熟しますよ。香りが良く、寒さにも強い「ワイルドストロベリー」は、季節ごとに気を付けてあげると、あなたのそばで、ほほ笑むように、花を咲かせで、赤い実をプレゼントしてくれます。花も実も、楽しませてくれるその姿に、勇気をもらえるでしょう。
以上ワイルドストロベリーの花言葉の意味と育てるときの5つのポイントをお届けしました。最後までお読みいただきありがとうござます。
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