ビオラは、ヨーロッパに自生する野生種から育種されたものです。白、黄、紫、青、オレンジ、赤紫などの花色がありますが、ビオラの品種では主に単色や2色のものが多いです。
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園芸用でよく見かけることができます。5㎝を超える大輪のものをパンジー、それより小輪で株立ちになるものをビオラと呼んでいます。
属名の「ビオラ(Viola)」はギリシャ語の「ion(イオン)」が語源です。
ギリシャ神話の天帝ゼウスが少女イオのためにスミレの花を咲かせたことが由来で、名前の「ビオラ」は属名の「Viola」からきていて、元はギリシャ語でスミレを指していました。
ビオラの花言葉
- 私のことを思ってください
- 忠実
- 誠実な愛
- 信頼
- 少女の恋
- 空想の羽
それではビオラを育てるときの5つのポイントをあげていきます。
1.植えつけの時期は涼しくなってから
寒さに強く育てやすい一方で、高温多湿に弱いパンジー・ビオラは、暖かい地域では10月以降の涼しくなってから購入しましょう。株元がしっかりしていて、わき芽や葉数が多いもの、蕾がたくさんあるもの、病害虫がついていないもので、 茎や枝が伸びすぎていないものを選ぶのがポイントです。
秋の植付けは10月~11月までに行い、寒さがくる前に充分根を張らせておきましょう。開花期間が長いので冬の間、パンジー・ビオラの花を楽しむことができます。まだ寒さが残るうちはコンテナに植え、日だまりで育てるとよいでしょう。花壇への植えつけは、本格的な寒さが来る前に行います。
2.好きな場所は日当たり良好
ビオラは日当たりをとても好むので、日照不足になると、花つきが悪くなります。日当たりのもと、たくさん花を咲かせてくれるので、その体力を維持させるには、定期的に追肥をしましょう。
元肥として緩効性化成肥料で、開花中は月に2~3回液肥か、緩効性の化成肥料を与えてください。パンジーの肥料という名前で、販売させる肥料もありますので、花開く期間は、栄養も上げながら、美しい花色を保たせてあげましょう。
3.安心して根付く用土
ビオラは市販の草花用の培養土でよく育ちます。自分で混合するときは小粒の赤玉土6、腐葉土4を混合しましょう。土を用意して、実際に植えつける季節が秋ごろのときは、お住まいの地域で注意が必要です。
朝晩の冷え込みが増してきているときは、水やりは、朝一番ではなく、日中がよいでしょう。せっかく用意した用土も、凍らせてしまっては、根も元気をなくし、育たなくなってしまいます。土を凍らせないように気を付けてあげるとよいでしょう。また、水やりは用土の過湿を避け、表面が乾いたらたっぷりあげましょう。
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4.気が付いたら、すぐに病虫害対策を
かわいらしいビオラが、もしも虫の害にかかりはじめたときは、とにかく、早めにオルトランを散布してください。草花用の虫への薬で、スプレータイプもあります。とにかく早めに散布するのがポイントです。風邪の引き初めに早めに処方するように、パンジーにもその早めのお薬が、アブラムシから守ってくれます。一手間を惜しまないことで、きれいな愛らしい姿を長く楽しませてくれるでしょう。
5.咲き終わった花がらは、早めに摘み取りを
咲き終わった花がらは、種ができやすく、種ができると株が弱って花つきが悪くなるので早めに摘み取ります。株が弱くなると花の色も落ちてきて、花開く元気もなくなります。咲き終わったビオラに感謝を込めて摘み取っていくと、きっと次に花開くビオラも元気でいてくれることでしょう。語りかけるように、ビオラの開花期をぜひ、お楽しみください。株を、根元を、元気でいてもらえるように、開花中は、花がらを摘み取ってくださいね。
あとがき
いかがでしょうか?悲しいギリシャ神話の伝説を持つこの花は、少女のように愛らしいビオラへの恋心が込められているようです。育てるポイントを忘れなければ、ビオラは花言葉にあるような誠実な愛を持って元気に花開いてくれることでしょう。地植えで鉢花でも楽しむことのできるビオラを、あなたの側で育ててみましょう。
以上「ビオラの花言葉の意味と育てる時に注意したい5つのポイント」をお届けしました。最後までお読みいただきありがとうございます。
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